作品案内-1-
現実離れした空想物語
- “ページ数”:目次等も含む綴じたプリントアウトのページ数です(40文字x30行/ページ。)
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- 千里の千太郎
- 怪盗サザンクロス
- みたまや きよし夢語り集 −その1−
- みたまや きよし夢語り集 −その2−
- みたまや きよし夢語り集 −その3−
- みたまや きよし夢語り集 −ちょっと不気味なお話篇−
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- 千里の千太郎
- 作品ジャンル:ファンタジー
- 概要:昭和34年の出来事。埼玉から大阪に越してきた少年が引越し早々に同年輩のツチノコを連れた奇妙な男の子と出逢いました。この偶然と思われた出逢いは実のところは“約束された出逢い”だったのです。幼くして母親を亡くした少年は、父親に心配を掛けまいと、母親を慕う気持ちをずっと圧殺してきました。でも何故か、その不思議な男の子と出逢ってから母親を偲ぶ感情が次第に強くなっていくのでした・・・真っ白な心が考えられない様な奇跡をもたらしても誰も疑いはしないことでしょう。
- 関連情報:この作品の中では、一枚の紙から作られた複数の繋がった折鶴(江戸時代には“千羽鶴”と呼ばれていたものです)が重要な役割を果たしています。ここをクリックすると、千羽鶴のサンプル映像をご覧になれます。また、ここをクリックすると千羽鶴を紹介しているホームページにリンクします。
- ページ数:136ページ
- 提供経費:1,000円
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- 怪盗サザンクロス
- 作品ジャンル:痛快活劇? ミステリー?(作者にも分類困難です。)
- 概要:ある巨大財閥のみをターゲットとする凄腕の怪盗“サザンクロス”。その事件に関わってしまった3人のむさ苦しい中年男と1人のおきゃん。ただの愉快犯による窃盗事件だと思われていたのですが、やがて殺人事件にまでことが及び、事態は思いもよらぬ方向へと展開して行くのでありました。
- ページ数:147ページ
- 提供経費:1,000円
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- みたまや きよし夢語り集 −その1−
- 作品ジャンル:ファンタジー&SFファンタジー(お姫様も宇宙騎士も登場しませんが・・・)
- 収録作品-1:トんだ化石
科学者崩れの自称発明家とそのお転婆な姪。何だかよくは分からないが“化石”と呼び習わしていた物がとんでもない物だということを発見してしまいました。その謎は突如現れた宇宙人によって明かされるのですが、この事件によってちょっとばかり世を拗ねていた科学者崩れの自称発明家の心にちょっとした変化が顕われたようです。
- 収録作品-2:こんなんありますけど
世はお宝ブーム。その昔自宅の庭から掘り出されたという奇妙な“水盤”。一攫千金を夢見たけれど・・・そんな旨い話がそう易々と転がり込んでくるものでしょうか? 結末や如何に。
- 収録作品-3:芽生えのように
異例の長期プロジェクトで画期的新薬を探し当てた研究員。何年ぶりかの休暇で自宅近辺を歩き回っていて、何やらいつもとは異なる感覚の空間に入り込んでしまいました。
技術革新は歓迎するが、性急に過ぎる社会状況の変化に人々は本当に付いて行けるのでしょうか。願わくば落ち着きのある進歩であって欲しいものですよね・・・
- ページ数:88ページ
- 提供経費:750円
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- みたまや きよし夢語り集 −その2−
- 作品ジャンル:ファンタジー&SFファンタジー(勿論、お姫様も宇宙騎士も登場しません)
- 収録作品-1:ノスタルジア
一風変わった“何でも屋”に一風変わった一団がやってきて、チンドン屋開業を請け負えと言うのです。ところがそのチンドン屋さんたち、信じられない所からの来訪者でした。
ところで、このままでは確実に自らを滅ぼすであろう人類を滅亡の淵から救い出すものがあるとすれば、それは一体何だと思いますか?
- 収録作品-2:風が吹くと・・・
風が吹くと・・・桶屋が儲かるそうですが、噺家が語る単純明快な世界よりは確実に複雑化した現代では、どんなことが起こるのでしょう? 貴方はどうなって欲しいですか? 貴方の欲求が人類の未来を変えてしまうかもしれませんから、慎重に答えてくださいよ。
- 収録作品-3:ブナの森にて
足を怪我して“もうフィールド研究は無理だ。”と医者から宣告された生物学者。熱心な学生もおらず、“どうでもいいや”と思いつつも負けん気だけで山に入って行ったところ、不思議な少女に出会いました。不可思議なことばかりが起こるのですが、その少女の存在を否定することができません。やがて、生物学者は全てを受け入れ、自らの存在を再認識することができたのでした。
- ページ数:87ページ
- 提供経費:750円
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- みたまや きよし夢語り集 −その3−
- 作品ジャンル:ファンタジー
- 収録作品-1:「明日の日記」
縁日の出店で偶然手に入れた“明日の日記”。明日のことを記すと明日がその通りになるらしい。悪戯心で試してみると、何とその通りに事が運んでしまった。
貴方ならこの日記をどの様に使いますか? 主人公は悩んだ末にこんな風に使おうとしました。ハッピーエンドならいいのですが・・・
- 収録作品-2:そよ風に乗った心
人は誰でも死にます。私もそう長くはない。私にとって、既に亡くなった懐かしい人々は神秘的な存在ではなく、私の心に存在する温もりとしてのみ感じます。ただの生命連鎖の一リンクに過ぎない私たちにとって、死を受け入れるために理屈も屁理屈も要りません。即ち、科学も宗教も必要ありません。ただただ、自然の摂理に従う天然物の一部として安らぎの心をもって逝くことを願うのみです。
- 収録作品-3:昔馴染みの神様と
そもそもが原始的にして情緒的なシャーマニズムの伝統に“体系だった宗教”は馴染みません。その昔の狭苦しく息苦しい雪隠も“お便所の神様”がいらっしゃれば理屈抜きで安心だったでしょう。なに、ただの原始的な感覚の問題に過ぎませんがね。
そんな、懐かしい神様が、もしも、未だにこの世にいらっしゃれば、是非とも友達になって愚痴の一つも零したくなりますよネ。ところで、私そんな神様1人だけ知ってます。皆さんに紹介してもいいですか?
- 収録作品-4:盟約
龍が、首筋に引っ掛かった釣り針を抜いてくれた青年に、どんな望みでも叶えてやろうと言いました。青年の望みは実に些細なことでしたが、龍は“盟約の珠”を青年に与え、その望みを実現させました。
約束を堅く守るには美しく純真な心が必要です。また、約束した相手への深い尊敬の念も必要です。現在の様に乱れた社会であっても盟約が必ず果たされるべく努力したいものす、たとえ龍の“盟約の珠”が手に入らなくても。
- ページ数:94ページ
- 提供経費:750円
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- みたまや きよし夢語り集 −ちょっと不気味なお話篇−
- 作品ジャンル:クリーピーSF
- 収録作品-1:あっちとこっち
次元の壁を超える装置を発明したお祖父さんが亡くなりましたが、それは別の次元のお祖父さんだったのです。多重次元を行き来できると便利で楽しそうですが、果たして実際にはどうなのでしょうか?
- 収録作品-2:医者に見放された貴方に
肝臓を悪くした企業戦士。医者から回復不能だと宣言されたのですが、一通のダイレクトメールの宣伝に乗ってみると、何と、すっかり肝臓が再生してしまったではありませんか。でも、何だか様子がおかしい。趣味や嗜好まで変わってしまったと思ったら・・・
- 収録作品-3:「丸齧りしてもいいよ」
ボンレスハムの様な魚を創り出すことができればいいでしょうね。小骨もなく身が厚いから捌くにしても食べるにしてもさぞや便利でしょう。でも、その創出手段を誤るととんでもないことになってしまうかもしれません。
- 収録作品-4:“健康”に纏わる二つの話
世は挙って健康ブーム。だけど、何事もほどほどにしておかないといけません。地球上での出来事ではないらしいのですが、とても滑稽だけど実のところは凄く恐ろしいことが起こったのだそうですよ。地球上ではこんなことが起こらないようにお互い注意しようではありませんか。
- 収録作品-5:“三日知恵熱症候群”騒動
とある小学校で児童が一斉に発熱して学校を休んでしまいました。でも、三日でケロリと回復し、しかも、その後はとてもお利口さんになちゃいました。知恵熱って本当にあったんだなんて喜んでいてはいけません。そんな都合のいいことなんてある訳ないんですから。
- 収録作品-6:退化も進化
“退化”というのは一旦進歩したものが元の木阿弥になることも意味しますが、生物学の世界では、ヒトで尻尾がなくなったような現象を“退行進化”あるいは単に“退化”と称します。即ち、退化も進化の一部なのです。
近頃とみに目立つ語彙の減少や言葉の単純化、あるいは原始時代に舞い戻ったかのような化粧やファッションも実は“進化”なのかもしれません・・・いや、そうだといいのですが・・・
- ページ数: 121ページ
- 提供経費:1,000円
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